2017-12-10 点 ゆっくり、ゆっくりあなたの声を聞かせて唇が動く度にわからなくなる 少しずつ、少しずつあなたを教えて欲しいこのまま消えてしまいそうで 待って、待ってあなたの姿を見せていつかの白昼夢のように 短い歌の後は息を吸ってあなたの心臓になりたい絞め付ける程に約束した小指はあの日赤い糸と一緒に捨ててしまった 蜃気楼のようにぼーっと佇むあなたが見える声を掛けてもあなたは返事をしないまま