さわりたい

ニートの日記と詩

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

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石を投げ付けてみたが反応が無かった壁はただただ眼前にあった存在は移ろいやすいと教えてもらった事がある今の自分は存在しているかどうかすら定かではない目の前にある大きな壁はいつまでも何も言ってこない壁が壁であるという定理はとっくの昔に捨てたは…

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道路にもいる人魚の痕跡は無く埋れる歴史の礎荊の道をひたすらに進め前にある道が道でなくともそこは海である事に変わりはないのだからいつまでも続く螺旋のような墜ちる両眼明日が昨日、または明後日であるように記録や記憶の残骸を散りばめては集め一人遊…

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魔法が解けて行く少女の幻想は夜に沈む決して誰一人許す事無く夢想は詩人の口笛のようだ創造する事が出来なくなると死ぬ女は泳いでいた、夜を泳いでいた女はいつからか女になっていた殻を破る時、一歩先が見えずにいた暗闇を漂う存在にならないようにと女は…