さわりたい

ニートの日記と詩

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夜明け

朝の光と共にさよならを扉を開ける音と前進する足口で伝えようにも朝が邪魔する朝を夜に返し光を遮る大きな月いつになるのかと思えば耐えれず口の中で転がす本音を嘘で飲み込む歩む道を振り返り道端の石を蹴る振り返ればそこには誰もいない

毛布

まるい あかい あおいぼんやり見える遠くの方全ての隙間を埋めてゆく夏の雪ぎゅうぎゅうに締め付ける腕の先指が絡まれば伝う体温の矛先は涙優しい夏の道は直接の日光を吸収しくるまるはずの毛布が宙に舞っていた埃がパラパラ落ちて行く地面の上には優しい声…

男、女

人魚は沈む 月は人魚の月光浴を好んだ 人魚はライオンに恋をした ライオンは心優しい人魚に恋をした 異なる種族同士の思いは実らなかった 人魚は悲しみのあまり地上に赴き自害した ライオンは横たわる人魚を見て涙した 月もその二人の結ばれない思いを見て涙…

昆虫と戯れを

頭に入り込む 無数の情報が 蛆になる 脳みそに蛆達は放し飼いになり 脳みそは蛆達に食べられる 蛆達の貴重な栄養は私の知識 私の脳髄をじゅるり味わう蛆達の秘め事 ケバい化粧をした蛾 お母さんは人間に殺されたのよ この化粧はね、人間達にあげる 私からの…

擬態

擬似恋愛と擬似妄想の狭間 揺れ動き蠢くような足音に 恐怖と恍惚を覚える子供のように 縋り付き泣き叫び喜びが刈られる 希望を見てはいけないと教えられた 過去の教育と汚い金の流れ女の矯正 望む自由は気付けば絶望の牢獄 自由の隙間すり抜け淡い果実引き千…

具現化

劣化する景色に思いを溶く 粘り気のある青ざめた粘土は硬く 水分を含んだ私の手さえも弾いてしまう 輝かしい色をした艶めく肌を潤す水と朝日 焼けた色すらわからぬ程に遠くあちらで叫ぶ 鉛色したカラスの死骸や犇く魚達を横目に 私は海へ貝殻を投げ捨て瞬き…

初めまして

あれさですブログ始めました過去作品の保管庫及び作品置き場として活用しますどうぞ宜しくお願い申し上げます