さわりたい

ニートの日記と詩

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

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私は今実家の自室で物に埋れている自室は私が実家を離れてから部屋とは言い難い程物が山のように積み重なっている。物置と言った方が正しいかもしれない。そんな自室で私は物に埋れている。気分は悪い物ではなく妙に心地よく落ち着く、それは何故なのだろう…

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陽の光が差し込まない程の深海にて人魚姫人魚姫は人間に恋をしました罰として人魚姫はたった一人永遠に近い時間を深い深い深海の中ですごさなければなりませんでしたそれは恋をしてはいけないという人魚姫の決まりを破った罰でした死よりも重くずっとずっと…

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散らかるテーブルは思い出の残骸

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◎どうかどうか鱗を一枚ください×鱗?◎えぇ、あなたの体から生えているその綺麗な鱗を一枚でいいのです私にください、お願いです×申し訳ありませんが私の体には鱗は生えておりません◎いいえ生えているのです進化の兆しを伝える鱗が×????◎私は人魚になりた…

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希望一人でくるまるシーツは冷たい真夏、暑さで寝間着がぐちょぐちょだそんな日でさえ一人で眠ると寂しく冷たい。大幅に空いたスペースにごろりと寝転がると、ふと、笑いが込み上げる。あはははは笑ってみても誰も反応はしてくれなかった。一人きりの部屋は…

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あの男、このオトコ縋り付く手には垂らされた糸意図せぬ糸に凍りつき意図凍るすべからくどうにかしろと教わるあちこち巻きつけあちこち巻きつけこの男は誰だあのオトコは誰だこっちの男は誰だあそこの男は誰も知らない男達名前も知らない男達埃を払うように…