さわりたい

ニートの日記と詩

2013-01-01から1年間の記事一覧

雪が一日で沢山積もったよ早いけど最高のクリスマスプレゼントサンタさんありがとう明日からも頑張ろう

まある

お月様はあちらの方へと向かいましたよキャシーはその御言葉を受けあちらの方角へと旅立ちました。来る日も来る日もお月様を探すため、ひたすらに歩き続けました。旅を続けるキャシーの体は徐々にみすぼらしくなっていき、体もボロボロ、髪もボサボサ、生き…

サボテン

サボテンくんは花屋でいつも一人きり意地悪パンジーいつも嗤ってるナルシスト赤薔薇鏡見てる気高い百合は眠っている今日も売られゆく綺麗な花たちサボテンくんはずっと隅っこにいるここに来たのはいつ頃だっただろうかサボテンくん隅っこに追いやられいつも…

切断

途切れる時計の音気付かない季節の到来いつにもましてうるさい烏ゴミに群がる蝿達の羽音行進曲毎日が進まないと嘆く男鈍色に光輝く太陽の欠片と眼球日光は冷たい鋭さを宿し鈍痛が先鋭的に頭痛の回螺と共に回る電気の電脳構図図説

ましろいろ

今年は21年間生きてきた中で一番クリスマスという行事を感じない体感出来ないと言った方がいいかもしれない雪が全くと言って良い程姿を見せないからかなぁこの間は大荒れの天気だったのに雪はとけてしまった雪は好きだ白くて全部を覆い尽くしてくれる何もか…

ミヤコは言いました

2011 7月某日 都内某所 某大学の屋上にて男女の会話 (詳細がわからないように記す) その日の午前中、今年初の真夏日を観測暑苦しい日だった ミヤコは言った 明日は5なの、でね明後日は2になっちゃうの なんで? よく、わからないの。でもねミヤコはわ…

煙突からゴワゴワした煙が放散される 風に乗せてびゅうびゅう飛んだ煙の欠片 分散されてあちこちへ茶色の塊重く冷たく 枯れ始めた樹海は砂漠の水面 黄砂吹き飛び皿に拡大する治らない風邪 行進を続ける毛虫達の色は無色透明になり 気付けばいつの間にか姿を…

贅沢なのは骨である 骨はいつも私を刺す、痛い 千切っても砕いてもいつか、くっつく 細胞の記憶が縛る骨のスカスカを切り落とす 舐めても味わっても何にも味がしないから 骨はつまんない

倫子96

フラスコの中の液体を垂らしてみたじゅわじゅわして生まれる甘い世界は到底届かない空想世界に似ていると思った妄想の信念を貫き通し神にでもなったようだ。雨が止んでいた。倫子は飛び出していた、妄想の世界から抜け出せない自分の現実を虚実と認めており…

影踏み

影踏み遊び酔いつぶれなお影踏み続け 朝になるあれさ

青い手を貰った青い手は言った海を思い出せと赤い手を拾った赤い手は言ったこれは血じゃないと黒い手を掴んだ黒い手は言った真実は掴め無いと白い手を買った白い手は言った透明になりたいとあなたの手を握ったつもりだった掴んでしまった握ってしまった青い…

機械に疎くて…

機械に疎くてブログの機能に付いていけていません(ノω・`)トホホ皆様コメントや読者登録ありがとうございます!少し遅れてしまいますが御返事や読者登録は後程させて頂きますねまだ21なのに…何故こんなにも私は機械に疎いのか可笑しいな(*_*)此方はもう雪…

記憶はブクブクとしていた。朝、目を覚ますと彼は私の隣にはいなかった。しわくちゃになったシーツが生々しい思い出を連想させほくそ笑むが何も変わらなかった。そこに居たのは一体誰だったのか、思い出すまでに時間を費やした。そして正確には思い出せずじ…

文字が崩れ始めてきたのであった。頭の中で呼応するはずの言葉達が口という嘯く物に手のひら返すはずも無くそのまま想像の世界で満ち引きを繰り返していた。清廉な音達は樹々の劣化を誘い移ろい行く景色や季節達に問うばかりか罵倒し合っていた。刃物の先が…

優しく名前を呼んで溶け無いように暖めていつまでもずっと抱きしめていて鯨が見る夢は絶え間無く海も無いのに何処へ行くのか向かうのかすいすい、すうすう、眠り泳ぐ

メアリーの目は見えないアンは耳が聞こえないシモンは両手足がないジョンは橋から落ちたケニーは神の声が聞こえないジェシカは現実がわからない

耳 押し当てる 壁口 見ずに話す 声足 投げ出さず 床手 触れふれる 唇消 明かり灯火 暗熟 食べ頃見頃 甘絡 もつれ解け 肉喰 連鎖重なり 体

ない

なんにもないまっさらな紙に神様お願いと書いてもなんにもないまっさらな紙で書き続けてもペンがないなんにもないまっさらな紙で表しても姿が見えないなんにもないまっさらな紙に思いを綴ればどれだけ楽かなんにもないまっさらな紙が風に吹かれてどっかへ消…

こなっぽい

男性の欲望の対象になるという悲しみ屈辱、それに時折孕む快楽と優越。理性を抑える事を止めた雄の前に無力に平伏すしか無い私達は欲望を受け止め快楽の中で己の存在意義を開花させるのです。 花開くように、花の中で項垂れている私達に優しく手を差し伸べる…

匂い

以前記憶していた匂いと同じ匂いがする思春期なりたての頃、ワインだとかチーズだとかを出すような少し洒落た場所で嗅いだ大人の男の匂いがする。あれからというもの思春期の間はあの匂いを嗅ぐ度に大人の男を連想した物だ。今になれば大人の男なんていう言…

北の魔女

私はかつて膨大な力を持った魔女でしたそしてあなたに魔法をかけてしまいましたでも無責任な事に私はもう魔女ではなくなってしまったのです魔法の解き方を忘れてしまったのです肌寒い日の事でしたあれはいつ頃の出来事だったでしょうか私にはもう時という感…

回路

電子機器のネジが緩んだ機械の波は今日も平坦である倫子は繰り返す時間の中で沢山の事をした、繰り返す時間は途方も無く長くその時間の中での倫子はいつも一人きりだったから。 倫子が繰り返す時間に縛られるまでは普通の人間が送るようなつまらない日常の中…

一握

指先 触れる 砂 最期に見た風景はあなたとの 優しい風景 いつからでしょう 砂になったのは 指先から 死んでいく その風景は あなたとの思い出ばかりで

独善的

多分私必ずいつか死ぬんだろうなぁ って思う 人間ですもの まぁ、そうなんだけどね 現代に生まれたことに違和感等さほどなく ただ普通に生きています明日も昨日も今日も きっと今日も自殺している人はたくさんいて きっと悲しんでる人もいれば 笑いがとまら…

隷属

愛する人に隷属するという事は間違いでは無い、愛する人に隷属し忠誠を誓う。それこそ真の"束縛"なのだ。それは男女両方にでも言える事だがそれを実現し隷属するのは男には非常に難しい事である、女は恋をすると変わる。まるで別の生き物のように、それは男…

アン

花のような 花の中にいるようなそんな気がして 淡い水の中にいるような気がして 若しくは蜂蜜を溶かした、砂糖を溶かした 淡い水の中にいるような気がして ゆっくり、ぼんやり、目蓋が閉じていく 少女の花の中で行方不明になったのはアン 花に囲まれ花に嘯き…

雑記

生活するという事日常の螺旋階段終わる事の無い地獄の幕開けと夜終わるはずだったあの頃の群青色実はもう私の目にはほぼ見えていない寒さが体を纏う感覚や彩る感覚目に見えない何かの気配に怯える隣には誰もいないはずなのに誰だろういつかに舞い戻るように…

夜明け

朝の光と共にさよならを扉を開ける音と前進する足口で伝えようにも朝が邪魔する朝を夜に返し光を遮る大きな月いつになるのかと思えば耐えれず口の中で転がす本音を嘘で飲み込む歩む道を振り返り道端の石を蹴る振り返ればそこには誰もいない

毛布

まるい あかい あおいぼんやり見える遠くの方全ての隙間を埋めてゆく夏の雪ぎゅうぎゅうに締め付ける腕の先指が絡まれば伝う体温の矛先は涙優しい夏の道は直接の日光を吸収しくるまるはずの毛布が宙に舞っていた埃がパラパラ落ちて行く地面の上には優しい声…

男、女

人魚は沈む 月は人魚の月光浴を好んだ 人魚はライオンに恋をした ライオンは心優しい人魚に恋をした 異なる種族同士の思いは実らなかった 人魚は悲しみのあまり地上に赴き自害した ライオンは横たわる人魚を見て涙した 月もその二人の結ばれない思いを見て涙…