さわりたい

ニートの日記と詩

12/10

 

 

揺れて踊って
眠って口付けて
あなたの心臓に近付きたい
金木犀の香りを纏いながら
誘うように手を差しのべるの
あなたの心臓に近付きたい
あと少しなのに遠く、遠く
海のようになだらかでおののく
あなたの心臓に近付きたい
近いはずなのに遠く、遠く
髪に触れる手が微かに震える
あなたの心臓には近付けない